ま、こういうことを考えてる会社です。皆さんから質問があれば、どうぞ。

 

Q. 日本では、Tumblrのユーザーはコアユーザーが多くて、リブログに特化したような使い方がされてるが、今後、著作権問題に関してはどう考えてるのか?

 

A. 日本人がリブログを活用していることは認識してるが、日本でローカライズしてサービスを提供する場合は、日本の文化的・法的側面も考慮しますし、メインストリームとしてサービスを提供する場合は、日本の著作権問題もきちんと研究しないといけないと思っています。アメリカでどうやってるかというと、苦情や著作権侵害の報告を受けるとすぐに削除?非表示?にするようにはしてます。

Tumblrを使ってくれている新興のクリエーター達は、こういう形で自分達の作品が広がることを迷惑というよりはビッグチャンスと捉えていて、できるだけ多くの人に見てもらう為の手法として捉えています。もちろんこれは、アメリカではこうだという話しで、国によってかわってくることは認識してます。そういう形でも、多くの人に見られれば見られるほど、自分達の曲やアルバムが売れるというのが彼らの認識です。

 

Q. 最近流行ってきてるサービスをライバル視してます?

 

A. どことも競争したくないっていうスタンスなんですが、例えばWordpressとかTwitterについては、ちょうどその間にTumblrが来るような感じを狙ってやってます。例えばFaceBookとかTwitterとは競争しないようにしてきて、当然、二番煎じ的なものを作っても意味はないと思ってたし、今はGoogleからくるトラフィックよりもFaceBookからくるトラフィックの方がうちは多いくらいで、決して競争しているというわけではないです…。

確かにかぶってることはありますが、カスタマイズ性を考えても全然違いますし、実際Instagramからは大変優れたコンテンツがうちに流れてくるという現状もあって、出来れば敵対せずに仲良くやって行きたいです。Postalessはうちと競合っぽいところがあったりして、向こうもそう思ってるようなふしもあるけど、Tumblrとしては、他が何をやるからうちはこれをやるということではなくて、あくまでも自分達が欲しいツールとクリエーター達にとって良いツールということにフォーカスしつつ、今かなり混沌とした市場の中で誰が抜きん出てくるかも分からないような状況だからこそ、ブレずにやっていこうと思ってます。

最終的には何にフォーカスするのかに返りますが、クリエイティブなものを表現する場というのは、YouTubeとInstagramとTumblrの3つくらいしかないんじゃないかと考えているので、そこにフォーカスしていたいし、そこが自分達の勝負所だと思ってます。AppleやAdobeは昔はもうちょっとクリエイティブなことを逃すことをしてくれていたし、Googleに至ってはクリエイティブなんてどうでも良さそうだし、そういうことを考えたら、もっと創造性を大事にしたプラットフォームがあっても良いんじゃないかなというのが私の考えです。

 

Q. Tumblrをブックマークツール的に使ってるユーザーが日本では多い気がするが、そういう使い方ってどう思いますか?

 

A. 基本的に僕はそういう使い方をする為にTumblrを作ったので、そういう使われ方をするのは多いと思います。僕は文字を書く人間じゃないからWordpressは使い辛いっていうのがあって、だけどネット上に散らばってる動画や写真なんかをスクラップブックにしたかったっていうのがあります。ネット上に散らばってる情報を収集してスクラップブックのようにしていくという行為が、Tumblr上ではキュレーターの行為であって、そうやって作られたコンテンツがだんだんと人気が出て来て注目を集める展開になったりするんです。

そういう経緯で成長してきたので、ご質問に対しては、やはり初心忘るべからずの精神で、スクラップブック的に使ってるユーザーから何らかの改善点をフィードバックしてもらえれば、いつでも改良する余地があればやっていこうと思います。やはりURLだけが貼付けられたものよりも、エレメントごとスクップできるTumblrの機能っていうのは他とは一線を画しているんじゃないかなーって思います。

 
ドーモアリガトーゴザイマシター
 

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