2013年2月23日(土)に福岡で開催された、Google 主催 AdSense 収益アップセミナー 初心者向け の内容で、個人的に記録しておきたい内容のまとめです。セミナーの内容全てをまとめたものではありません。グレー文字は心の声です。

セミナーでのスピーカーは3名で、ワークシートに添った内容で話しは進みます。ワークシート http://goo.gl/wIR8a

 

コンテンツ下に設置した広告のCTRが高い

英語圏と違い、日本ではコンテンツの下に設置した広告のクリック率が高い。日本人は真面目で、記事の最後まで見る傾向があることが理由。

 

ファーストビューに設置するのが鉄則

【メインコンテンツ → コメント欄 → 広告 】から【メインコンテンツ→ 広告 → コメント欄 】に広告の設置場所を変更して、CTR(クリック率)やRPM(インプレッション収益、表示回数 1,000 回あたりの収益額)が劇的に改善した例を紹介。

 

動画やゲームサイトは右カラム上部

動画サイトやフラッシュゲームサイトでは、右カラム上部に設置した広告の CTR や RPM が高い。サイトの滞在時間が長いことが原因。

ちなみに、メインのフラッシュゲームと広告を150px以上離さないとポリシー違反。

 

ニュースサイトのページング

ニュースサイトで記事をページングしているのは、広告を上部に配置しファーストビューに表示させることで広告効果を高めるのが狙い。それでPVとCTRを稼いでいるというのもある。ユーザビリティは損なわれるだろうけど…

 

広告の在庫

300×250の在庫が特に多い。その他、728×90、336×280など。最近、300×600が新しく追加された。

300×600はまだ在庫数が少ないが、今後増える見込み。RPMが3月あたりに増える予定なので、導入しておくと動向を確認出来るのでお勧め。売り出し中の広告なので使ってもらいたいというのが本音かも?

今はテキスト広告よりイメージ広告の方が多い。スマホも同じ。

AdSense でも表示課金があるらしい。クリックじゃなくて表示課金広告。何かどこかの会社が潰れそうな…。

 

カラーの最適化

テキスト広告の背景色は、コンテンツやサイトの背景色と調和する色を使う。テキスト広告のURL部分は目立つ色にすると良い。ユーザーの目が慣れるので、季節で色を変えてみてもいいらしい。

広告の背景色がサイトの背景色と違うと、無意識にユーザーは広告だと認識して広告を見ないようにするため、テキスト広告とイメージ広告両方を設置すべき。

イメージ広告の単価が高いことが多いのは、ブランディングも含めているのが理由。

カラーの話しは言葉だと分かりにくいですね…。一番面白い内容だと思ったけど。

 

スマホの広告

スマホは広告を画面固定にするとよい2chまとめによくあるページ下に広告が固定されているやつ。

スクロールページの場合、ロゴ下に320×50を配置して、メインコンテンツの下に300×250を配置して、ファーストビューがロゴと広告だけにならないように(ファーストビューにコンテンツが見えるように)する。2chまとめサイトでは、ロゴ下に300×250を設置して、誤ってクリックするのを誘ってるサイトが多い…。それで稼げるみたいな記事もよく目にする…。Googleは広告主を守る立場だから、それを推奨するわけにはいかないよね。togetter はロゴ下の広告が320×50だからファーストビューにコンテンツが入っていて、同じまとめサイトでも運営が健全なイメージ。

 

スマホ広告で参考になるサイト

マンションコミュニティ http://m.e-mansion.co.jp/

livedoor ニュース http://news.livedoor.com/lite/

SUUMO http://smp.suumo.jp/

上記3サイトは、よく考えられているから参考にするとよい。

 

Analytics を利用する

Analyticsのカスタムレポートを利用すべき。Analyticsを使って自分のサイトの状況を分析して、広告を最適化していくとよい。

 

AdSense のプログラムポリシー

セミナーで配布されたプログラムポリシーガイドブックはネットでダウンロードできます。AdSenseヘルプのサイトはテキストだけなので、こっちが分かりやすい。

http://services.google.com/fh/files/blogs/google_adsense_programpolicy_guidebook.pdf

ここから先の内容は、スピーカーの発言と質疑応答の内容が混ざっています。(ポリシー違反についての質疑が多かったため)

 

• コメント欄に入った他者からの違法コンテンツ(アダルト)もアカウント停止の対象となる。停止になる前にポリシーチームから警告がくるので、メールが届くようにしておくこと。

ポリシー違反の場合、同じ違反を繰り返すとアカウント停止になる。

対策と予防として、キャプチャとスパム報告フォームを設置する。

 

• テンプレートサイト(リンクやキーワード、広告ばかりでコンテンツがないサイト)は駄目。そのようなサイトを量産していると、重い対応をされる。中身があればOKみたいなので、コンテンツがあるか、有益な情報があるかが重要っぽい。

• 急激に収益が上がったサイトなどの検知はプログラムでやっているが、確認はポリシーチームが人力でやっている。

• 広告が途切れるのはよくない。(サイズが大きすぎる広告を貼って広告が全部表示されていないとか、別なカラムにあるコンテンツとかぶるような表示など)

• 他人のコンテンツ(まとめやYouTube)のみで広告収入を得るのはよくない。

• AdSense のクリックは全て検知している。自分で1〜2回クリックする分には問題ない。

• 同じようなコンテンツでAdSenseを貼っているサイトが存在しているのに、新規でAdSenseに申し込みをすると拒否されたという人は、サイトの内容をポリシーチームが個別に判断しているので、拒否されるのは何かしら規約違反があると判断されている。

 

さいごに

結局、ユーザーにとって有益なコンテンツを充実させたサイトを運営するのが、一番収益アップに繋がるという内容でした。まとめた内容は、それを前提に、どうすべきかという部分です。

あと、個人的に興味があった、プログラムポリシーのグレーゾーンについてですが、とりあえず現状OKなら当面OKと考えてよさそうです(現状広告が配信されているなら大丈夫ということ)。というのも、今のサイトの状態もポリシーチームが監視しているので、警告がきていないものは、アカウント停止するほどではないという判断が下されている可能性が高いと思われるからです。

 

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